カーネルコンパイルについて

Debian系のディストリビューションにおいて、マシン間で動作するカーネルコンパイルしようと思ったら、通常は"make-kpkg"コマンドを利用しますよね. ちょっとしたオプションを付け加えるだけで deb パッケージを作成できるため、大変便利なのですが、2つ欠点があります. それは、

という点です. 遅い原因は、恐らくカーネルだけでなく、モジュール/設定ファイル/バージョン情報もインストールするためでしょう. これを回避するには、やはり標準の make を用いて、カーネルだけをコンパイルするのが良いように思われます. そんなわけで、カーネルソースのルートディレクトリで実行すると、kernel+moduleのtar.gzができあがるシェルスクリプトを書いてみました. ソースは私のgithubからダウンロードすることができます. これと、kernelのイメージを作成するシェルスクリプトを用いれば、カーネルだけを換装可能な状態に持って行けるので、コンパイル時間を大幅に減らすことができます(最初からそうしろという話もあるw

このシェルスクリプトを書くにあたっては、 id:viver の助言が大変ためになりました. ありがとうございます!