最新カーネルにプロプライエタリなnvidiaドライバをインストール

Linuxカーネルを再構築&&コンパイルした後、カーネルモジュールは読み込めなくなります。nvidiaのドライバもそのうちの1つです。今回、nvidiaからソースを落としてきてインストールすることができたので、その手順についてまとめます。概要は以下の通りです:

  1. nvidiaのWebサイトからドライバのインストーラを落としてくる
  2. ドライバのコンパイルに必要なパッケージをインストールする
  3. ランレベル3 で x window が立ち上がらないようにする
  4. 再起動してランレベル3へ
  5. ドライバをインストール
  6. ランレベル3 で x window が立ち上がるように設定を戻す
  7. 再起動

以下では、この手順を詳細に記述します。

nvidiaのWebサイトからドライバのインストーラを落としてくる

http://www.nvidia.com/object/unix.htmlから落としてきます。

ドライバのコンパイルに必要なパッケージをインストールする

 sudo aptitude install build-essential xserver-xorg-dev ((http://faq.ubuntu-world.biz/2007/09/nvidia.html))

ランレベル3 で x window が立ち上がらないようにする

ubuntuinitデーモンとしてupstartを採用しているため、/etc/initabが存在しません。手軽にランレベルごとのアプリケーションを制御するアプリケーションに、sysv-rc-confがあります。今回はこれを利用します。

 sudo aptitude install sysv-rc-conf # インストール
 sudo sysv-rc-conf # 実行

gdm、xserver-x が立ち上がらないようにするには、serviceの1,2,3のチェックを外してください。

再起動してランレベル3へ

シングルユーザモードで立ち上げてinit 3するのが手っ取り早いかなぁ...?

ドライバをインストール

手順1で落としてきたインストーラをroot権限で実行します。

 NVIDIA-Linux-x86-180.29-pkg1.run --kernel-source-path=/usr/src/linux-2.6.28.8

ランレベル3 で x window が立ち上がるように設定を戻す

再び

 sudo sysv-rc-conf # 実行

して、さっきチェックを外したものを全て元に戻します。

再起動

再起動すれば、おしまいです。linux-2.6.28.8上でcompizが快適に動作しています(グラフィックボードはGeForce 8600 GT)。